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久し振りの映画鑑賞

昨晩は遅くなってから見始めた映画のせいで夜更かししてしまいました。テレビ番組に関しては、on demandのビデオはしょっちゅう利用していますが、映画は滅多に観ません。よって、真に例外的な出来事だと言えます。

仏題はLa belle des belles、英語のタイトルはBeautiful but Dangerous、イタリア語ではLa donna piu bella del mondoです。主役はジナ・ロロブリジーダとヴィットリオ・ガスマン。1955年作です。

懐かしい俳優たちの若き日の輝かしい姿を見て惹かれました。フランスでは蜂の胴回りと言う表現を使っていますが、こんなウェストあり得るの?と言いたくなるようなロロブリジーダの体格にうっとりしました。

大体、配役が夢のまた夢みたいなものです。歌手になる夢を実現中のリナ・カヴァリエリ(ジナ・ロロブリジーダ)と憧れの対象になったロシア人のプリンス、セルゲイ(ヴィットリオ・ガスマン)との関係はこの上なくロマネスクです。

おまけに単なる甘ったるいロマンではなく、リナの性格には男にも負けない頑なさがあります。ライバルの女性歌手と剣を手にして決闘したり、言い寄る求婚者たちを蹴散らしたり、真に精悍です。

プリンスとの間に誤解が生じ、一旦破綻しますが、意思疎通に辿り着くかどうか、最後まで油断を許さないシナリオだったので、頑張って最後まで見ました!ハッピーエンドです。

古い映画なので、2度と見る機会は来ないと思います。それで頑張って観たのですが、同時に子供の夢を生き直したような気になっています。

憧れの世界で、子供時代の夢を思い出させるようなキャストでした。幾つになっても王子様には憧れますね。

とは言え、この映画で最も印象的なキャラクターはリナでした。あの「風と共に去りぬ」の女主人公スカーレット・オハラと同じような生命力と逞しさを発揮しています。

プリンスはちょっと頼りない感じがしなくもありませんが、ハッピーエンドのおかげで、「風と共に去りぬ」で経験した最後の物足りなさが解消されたような気がします!

「万引き家族」

今日はヴァカンス初日です。友人から誘いがあったので、前々から見たいと思っていた是枝監督の「万引き家族」を観に行きました。朝小一時間のフルート。午後1時間のピアノをした後なので、気分的にも解放感がありました。サボっていると言う気がしないで、ゆったり映画に浸って来ました。

解放感のせいか、涙腺が脆くなっていて、血の繋がりと絆の違いについて考えながら放涙していました。自分自身相性によって構成された、養子的な家族関係が出来ているので、一緒に分かち合った時の重みを実感しています。実の家族より親しくなっているかも知れません。

虐待されたことはありませんが、小さいユリ役の佐々木みゆの、小柄な体から現れる表現力に恐れ戦いていました。アバウト人間を演じるリリー・フランキーは多分それが地肌かなと思いました。自然体と言う意味なので批判していると思わないでくださいね。アバウト人間として、同士の悪口を言う気はありません(笑)。

樹木希林さんには何時見ても愛着してしまいます。こんなお祖母さんが欲しかったのにと思いますが、生憎にもモンペリエっ子は祖父母を知らずに成長しています。父方は癌で早く亡くなり、母方は東京の空襲の際に行方不明になったままです。これが殆ど最後の作品になったと思うと残念です。

纏まらない文章を連ねてしまいましたが、まだ感動が冷め切らない内に綴ったブロック・ノートだと思ってくださいね。

吉野への旅

今夜は急な仕事が入っているので駆け足更新です。

河瀬直美さんの映画Visionを今朝観ました。こちらでのタイトルは「吉野への旅」です。

時間が無いのと、胸の中で膨らむ複雑な思いに、よく考えずに形を与えることが躊躇われるので、今晩は何も言わないことにします。

「餡」の後味とはまた違う、蛍の光のような明かりに惑わされているモンペリエっ子でございます。

少し実ってからまた話題にしますね。

ボヘミアンラプソディ

前々から観に行きたいと思っていたボヘミアンラプソディをやっと観に行きました。

インターネットプロバイダーのオランジュ、日本式に発音すればオレンジの特典のひとつとして火曜日の映画と言うものがあるのをすっかり忘れていましたが、本日初めて利用しました。

一人分で二人の席が買えるので超お得です。7時半から始まるのを観に行ったので、夕食をとる暇無しでしたが、そんなことにお構いなしで、じっくり楽しみました。

この映画に関しては、畏まった厳しい批判をする人もいますが、それはプロの自尊心が強いることであり、感じやすいご本人の内心を明かすと、皆さん感動しているようでした。

モンペリエっ子もしっかり楽しみました。もう一度観たいなと思える作品なので、何時かdvdを購入することになりそうです。コンサートのシーンが凄いですよね!

Show must go on!です。

ワイト島音楽祭

2日続きでドキュメンタリーを観ています。1970年のワイト島音楽祭の記録です。団塊世代にとって懐かしい時期ですね。ピース&ラヴを唱えるヒッピーたちが沢山孵化した時代です。

1968年の5月革命と大学占拠の痛手を受けたモンペリエっ子としては、完全に同化ないし迎合したとは言えませんが、時の流れとして見守っていました。主人の弟、昔働いた玩具屋のオーナーなどはぴったりその風潮に嵌っていた連中でした。

ワイト島音楽祭は、ウィキの記載によると、1968年に始まり、70年は多数の問題が起こり難航したようです。60万人が集合し、入場料を払う払わないで、ラヴもへったくれもないとヒッピーが怒りました。揉めている様子がビデオで分かります。

Moody BluesのNights in White Satinを久し振りに聴きました。フルートのソロが大好きです。皆さん若かった!自分も同じことですが、月日の経過を感じるシーンです。

クリス・クリストファーソンが歌う間、塀の外にいる反対者が塀をドンドン叩いて妨害する様子もビデオに納まっています。平等と無償を理想にして、フェスティヴァルが「商人の手」に渡ることに抗議する人たちが犬を連れた警備員に対して歯を剥き出している姿を見て、禁止を禁止する傾向が生まれたのはこの時だと思いました。

島の丘陵に多数のテントが張られ、野営する人々が集合する様子はヒッピーの集まりですが、それから想像できるようなお祭り騒ぎとかけ離れたショービズの世界が生まれていました。ジミ・ヘンドリックスやレオナード・コーヘン、ジョーン・バエズなども出演していました。要するに、当時の「スター」勢揃いだったので、無料で出来るはずが無いと言えます。

入場料を払うことに対する反抗がこのような規模に達したのは前代未聞ではないかと思います。塀を倒して警備員を脅す様子を見て、激化した学生闘争を思い出しました。

開催者が催しは完全な赤字で損したけれど、愛と平和のために手を繋いでくださいと言うような挨拶をして終わりとなりますが、それで綺麗事になったか?麻薬の常用、一般化もこの頃から広まったような気がします。

暴動のせいで全て台無しになったと皆口を揃えて言っていますが、音楽だけは健在でした。