鯨との衝突
久し振りの厳冬で、フランス本土では雪上のビリヤード衝突事故が相次いで起こっているようですが、孤独な海洋でも油断は禁物です。今日のニュースでは、ロラン・ジュルダンの船が鯨に衝突し、船体にひびが入ったと報道されました。眠っている間に強烈なショックを感じて、寝惚け眼を擦りながら飛び出したそうです。横倒しになった船の帆を放して速度を下げ、船体を点検したところ、キールは無事だそうですが、近辺の海が赤く染まっているような印象を受けたと言っていました。遠ざかる鯨の姿に気がついて全て明白になったようですが後の祭りです。折角2位を確保していたのに残念です。このまま減速しながらでも進めれば良いのですが、海の絶え間ない動きは小さなひびも徐々に広げる傾向があります。波に乗って持ち上げられた船体が下りる時に受ける圧力は、場合に依りますが、時にはとてつもない破壊力を伴ないます。
因みに、前回話題にした救助者の船PRBのマストはやはりもちませんでした。ジャン・ル・カムを乗せて、イザベル・オチシエと落ち合う場所に向かう最中にマストが落ちたそうです。アウトリガーの損傷のせいであることは明らかなので、審査委員会に申請して順位を決めてもらうことになりそうです。現地での修理はほぼ不可能なので、あたかもレースを終了したかのように順位をつけてもらうようですが、勿論ヴァンサン・リウーにとって当然の権利だと思います。人命を救うために野心を犠牲にしたのですから。余談ですが、ヴァンサン自身、2008年の英国主催のレースで転覆して、ロイック・ペロンに救ってもらったばかりだと聞きました。海では相互援助が陸でよりも重要です。と言うより、人の災難は何時か自分にも降りかかるのですから、持ちつ持たれつの精神を忘れずに助け合うしかありません。陸でもその精神が生まれたら、もっと生きやすい世の中になるかも知れませんね。一考に価します。
因みに、前回話題にした救助者の船PRBのマストはやはりもちませんでした。ジャン・ル・カムを乗せて、イザベル・オチシエと落ち合う場所に向かう最中にマストが落ちたそうです。アウトリガーの損傷のせいであることは明らかなので、審査委員会に申請して順位を決めてもらうことになりそうです。現地での修理はほぼ不可能なので、あたかもレースを終了したかのように順位をつけてもらうようですが、勿論ヴァンサン・リウーにとって当然の権利だと思います。人命を救うために野心を犠牲にしたのですから。余談ですが、ヴァンサン自身、2008年の英国主催のレースで転覆して、ロイック・ペロンに救ってもらったばかりだと聞きました。海では相互援助が陸でよりも重要です。と言うより、人の災難は何時か自分にも降りかかるのですから、持ちつ持たれつの精神を忘れずに助け合うしかありません。陸でもその精神が生まれたら、もっと生きやすい世の中になるかも知れませんね。一考に価します。
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