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カラスの行水

カササギのピッコロとは毎日面白い経験を重ねています。もうじき放すつもりですが、これほど人間に懐き、食べ放題のメニュを享受している動物に自給自足の習慣が身につくのか疑問です。頭を傾げて私の言うことに耳を傾け、必死に何かをしゃべりまくる姿を見ると、彼の世界は人間の住処なのかも知れないと思えるほどです。

昨日から実験しているのは行水ですが、水を飲まないと聞いていたので半信半疑で試したら、ちゃんと水を吸い込む上に、小さなコップの中に飛び込もうとするほど水好きなのです。それで出来るだけ広口で、檻の小さい入り口から差し込める入れ物を探し、ジャムの瓶を使うことにしました。

そうしたら、瓶を支える私の手に飛び乗り、頭を瓶の中に突っ込みブルブル、ガシャガシャ、大変な大騒ぎです。水をあちこち撒き散らすので後始末が面倒と言えば面倒ですが、あまりの喜びようなので目を瞑ります。人間が顔を洗うのと同じ要領で水浸しになり、行水の後は嘴の掃除に励んでいました。綺麗好きな鳥であると判明しました。

ピッコロの行動を観察しながら「カラスの行水」と言う言葉が目に浮かびました。思い当たるのは父のお風呂です。母曰く、「お父さんは何時もカラスの行水なので子供を風呂に置いてさっさと出てきてしまう」ので、彼女にとっては役に立たないお父さんだったようです。血圧が高めだったので長風呂は禁物だと感じていたのでしょうね。

確かに鳥の行水は簡素で、石鹸など無用です。これも父の言い草でしたが、あまり丁寧に洗い過ぎると、体の脂肪がとれてしまい、肌がカサカサになるから良くないそうです。不思議なことに私の記憶にはこれがしっかり刻み込まれていまして、現在でもあまり石鹸を使わないようにしています。お風呂よりシャワー。私もカラスの行水組かなと思います。
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