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アナログの最後

本日をもって我がラングドック・ルースィヨン地方のテレビは完全にデジタル化されました。我が家の設備そのものは、既に数年前からデジタル用のデコーダーの使用に始まり、新しいデジタル・テレビも購入済みだったので一見問題なしでしたが、主人はそれなりに気苦労を抱えていたようでした。

早々と起き出して何をしているのかと思ったら、テレビの設定に励んでいました。昨夜の真夜中にアナログは完全停止していたので、朝一番に何が起こるのか心配だったらしく、リモコンをいっぱい並べてしかめ面をしていました。

録音用のデコーダーは抵抗無しに新チャンネルに変更できたので大満足している風でしたが、サムスンのテレビには入り込めない感じでいらいらしているのが手に取るように分かりました。一生懸命説明書を読んでもチンプンカンプンな様子でした。

当然ですね。説明を読むより、リモコンで操作して探すほうが手っ取り早いのですが、世代の違いで躊躇うばかり。気の毒になりました。まず起きたてのこちらの目を覚ますことに専念してから設定をしてあげたら大喜びでした。

このような苦労を過疎地の老人たちはどのように生きるのか。そう思うだけで同情してしまいます。テレビは他所の生活にしがみつくための手段なので、それが使えなくなると大変です。テレビ依存症のある方には厳しい時期だろうと想像しています。