FC2ブログ

アルツハイマー型認知症

今晩のテレビ・ニュースで、大女優アニ・ジラルドが79歳で亡くなったと報道されました。10年前からアルツハイマー病に罹り、その事実を公にすると共に、治療の役に立つようにと、積極的に医療陣と協力し、実験台になっていました。明日の晩その記録が映画になったものが記念として放送される予定です。

女優にとって記憶を失うということは、普通の人以上に致命的なダメッジですが、アニ・ジラルドは家族に見守られ、勇敢に立ち向かいました。それにしても長いキャリアでした。印象的なのは、もうそのことも一切思い出せない彼女が治療師と交わす対話です。「私の俳優としての履歴は貴方の方がよく知っているでしょ」と切り返すほどのユーモアも残っていました。

人の振り見て我がふり直せと言います。早速自分自身の記憶力についても考えてみました。やはり年とともに物忘れが増えるのは致し方ないこととしても、ある程度努力すれば最悪の事態に至らないで済むかも知れません。

「1日20分、週2回の有酸素運動、バランスの良い食事、趣味等で脳をせいぜい刺激」するべきであるとあるサイトに出ていました。言えますね。私自身フルートにしがみつくようになってから記憶力が一部回復したような気がします。それまでは努力する必要が減っていたせいか、あまり集中してモノを覚えようとしなくなっていたような気がします。

覚えようと努力するだけである程度後戻りできるのかどうか不明ですが、今からでも遅くないと思って努力を続けるしかありません。アルツハイマー型の認知症の特徴は、いつかそうなるように生まれた時から地盤が準備されているということです。脳梗塞などによる脳血管性痴呆との違いはそこにあります。

一夜漬けの勉強ですが、神経細胞に蓄積されるβアミロイド蛋白により脳が萎縮し、脳機能低下をもたらすのだそうです。神経細胞そのものが破壊されてしまうのでは、何をしても結局行き着く先は同じかも知れませんが、手を束ねて待つ代りに、発病と進行を遅らせることは可能かも知れません。

βアミロイド蛋白の他に糖尿病との関係、クラミジア菌の介入も疑われているそうです。医学の進歩と病の進行のどちらが勝つか、興味のあるテーマです。老人ホームはその患者で一杯ですから。