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日常のワイン

お客様がある時は、銘柄の瓶詰めワインを買いますが、日常生活用は量り売りのを買い、自宅で瓶に詰めてから飲む習慣でした。近所のカステラヌ市場では近郊にあるシャトー・ドゥ・フロジェルグのワインを量り売りで買えますが、これは安い割にはいけます。ただし直に飲まないと味が落ちるのが難点です。半分空になった瓶を放置すると酸化が進みます。一度に5リットルまとめて買っていたので、暑くなると保存に苦労していました。

そのせいで数年前から蛇口の付いた箱詰めタイプに転向しました。これが一番楽な保存法だからです。ボトルを開けるのはちょっと勿体無いと思うような時、例えばワイン・グラス一杯だけ欲しい時も躊躇わずに蛇口から出せるので便利です。真空状態なのでワインの保存も良好です。詰め替えしないで済むし、嵩張らないので嬉しいことだらけです。消費量も無理して終らせる必要が無いので、むしろ控えめになったような気がしないでもありません。逆に呑み過ぎても気が付かないという可能性もありますが、要は欲しいだけ飲めることですね。

このワイン・イン・ア・ボックスと呼ばれるようになった包装は、それほど古い歴史があるわけではありませんが、偶然その先祖が現われた時の宣伝写真に端役として出たことがあります。確か25年くらい前のことですが、写真家は勿論「仕事の鬼」さん。主役はアルミニュウムの缶入りのワインでした。缶とかボックスに半分呆れながら、友人夫婦が所有する船のコックピットに集い、軽食を囲んでアウトドアでの利用の仕方を見せる演出で大はしゃぎしました。飲んだ振りをするのも馬鹿馬鹿しいので、皆適度に楽しみつつ日光にあたっていたら、最後は皆真っ赤になってしまいました。

確かボン・ルイとか言う名前のワイン製造業者でした。アイデアは良かったけれど中味は今一であり、お値段は質と比べるとベラボウに高かったような気がします。即座に売り上げが上がった様子はありませんでしたが、それ以来缶は兎も角、ボックスは徐々に根を下ろし、パッケージの値段も下がったので市場が広まりました。ボルドーのシャトーさえボックスを売り出すようになりました。瓶入りよりはお得という感じなので将来性はあります。最近はスーパーのボックス売り場が4倍近く広げられたところもあります。

カルフールで一番安い箱詰めは、8.50ユーロくらいです。現在円高になっているので、換算すると1000円未満で5リットル入りが買えることになります。これはヴァリエタル・ワインと呼ばれているものの値段ですが、要するに単一品種のワインのことです。カベルネ・ソーヴィニョンが好きなので、よく次のような箱詰めを買っています。勿論ブレンドされたAOCもあります。こちらは15ユーロ前後で買えます。ただし美味しいとつい呑み過ぎるので、この程度で満足するほうが無難かなと思っています。


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