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南仏気質

もうじき隣の建物に所有するアパートの工事を始めます。と言っても始めるのは工務店であり、こちらは選んだ資材も配達させたし、既に準備完了なのですが、向うの出足が揃うのを待つしかありません。江戸っ子の私には至って辛い試練です。南仏の職人モードに速度を調整しなければならないからです。空約束、待ち惚け、忍耐の連続だと言えば多分想像がつくと思います。去年の暮れから具体的に施工の予定を軌道に乗せようと努力しているのですが、暖簾に腕押しもいいところです。企業主としてはあちこちと契約して、工事場から工事場へと作業員を移動させ、フル回転で働かせるのが目的だと思いますが、たかが35平米のアパートなのに3月15日終了は難しいなどと言っています。大体まだ何も始まっていませんから、それまでに始まるかさえ疑わしくなってきました。

日本へ久し振りに帰る決心をした今、春先に行くつもりですが、まず工事を終らせたいと思っています。この工事は去年する予定だったのが、主人の手術のおかげで延期になったものです。工務店が3月15日に終えてくれるなら、我が家が担当する予定の部分を出発までに終えられます。仕上げのペンキ塗りと2軒のアパートを繋ぐ小さな階段の作成を主人と二人でする予定です。その他にも細部の仕上げがいくつかあります。私専用の書斎を作る予定なのでインターネット接続もそちらへ移動させます。電話線をそこまで延ばせば、接続速度も最大限利用できるはずです。そうすればテレビも自分専用のをADSL接続で見られるようになります。計画は頭の中にどっさりあるけれど、肝心の手足になる職人がいないのです。これほど気の腐る状況は少ないです。以前は常に自分たちで何もかもやる習慣でした。人に頼らないで済むのはこの上ない喜びだと再認識しています。

しかしながら職人のなすがままになるような性格ではありません。競争相手がいないと思い込んでいる企業主に少々焦りを感じさせてやりたくなりました。早速電話して新しい業者に声をかけて見ました。どうなるか分らないけれど、手を束ねて待つタイプではありません。無理です。無駄な努力でもしているほうが気分的にスッキリします。南仏気質vs江戸っ子の対戦になりそうです。郷に入れば郷に従えと言いますが、これだけは難しいような気がします。三つ子の魂未だに健全です。