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コスタ・ブラヴァ その4

今回の旅行には尾ひれがありました。イョレを発ち、帰途に着きましたが、直通で帰るのは残念過ぎたので、友人に頼んで思い出の街サン・フィリュに寄りました。

寄り道と言っても、楕円形のコースのどちらを取るかと言う程度で、近道だったかも知れません。スペインには無料のオートヴィア(時速120キロの代わりに100キロ制限)があるので、高速代は行きより安くなりました。

サン・フィリュはイョレと比べると古びた港町です。漁船が行き来する港なので、早朝に船出の喧騒がありましたが、それも魅力のひとつでした。それが、しばらく行かないうちにかなり様子が変わっていました。

この港は大きな湾でした。ガランと広がる水面を大きな漁船が行き来していました。それが今は桟橋で埋められています。

Port 5

便利になったなと思いつつ、港の海側の防波堤を見晴らすと、こちらは殆ど以前と変わらない感じでした。この埠頭沿いに我が船「都丸」を停泊させていましたが、船が小さいので地面が船より高くて、何時も到着は微妙でした。

Port 1

内陸側を眺めると、常に醜い建物はリフォームされて安泰。醜いまま風景の一部になっています。この建物の下の方に、大きな漁船が停泊する埠頭がありますが、そのゾーンが少し狭くなり、リゾート用の船が増えているように見えました。

Port 2

画面が見えずに撮る写真ばかりで、構図が今一ですが、この古い建物は何時も目印になっていました。カタロニアの旗が靡いています。現在まで、短絡的にスペインと言っていましたが、実はカタロニア地方のど真ん中にいます。

Port 3

大型ヨットも増えているようです。港の体質変化に驚くモンペリエっ子でした。良いことなのか悼むべきことなのか、まだ気持ちが定まりませんが、漁業の行く末に一抹の不安も感じました。

昔は漁船が明け方ハイスピードで出発する時に起こる波によって目が覚めることがありました。ドスンドスンと揺れて、舫い綱が緩いと埠頭にぶつかり、時には船が傷むこともあるので文句を言っていました。時の流れを顧みると、懐かしいひとコマになります。

Port 4

街を見物する時間が無くて残念ですが、またの機会に巡礼に行くつもりです。この港にはバレアレス諸島に向かって地中海を横断する度に滞在していました。キャンピング・カーで移動するようになってからも何度か来ています。古巣のひとつになりました。

この寄り道のおかげで、今回の旅行が余計に長く思えました。たった1泊2日。でも48時間の貴重なエスケープになりました。

コスタ・ブラヴァ その3

イョレ・デ・マールはコスタ・ブラヴァの南端に位置しています。ピレネー山脈が地中海に浸る麓になるので、景観は壮大です。イョレまで来ると、断崖も少々低くなりますが、まだまだ見甲斐があります。

初日の午後は、昼食後に以下のような遊歩道を通って、サンタ・クロチルドの庭園まで歩いて行きました。片道45分くらいの気持ち良い散歩道です。上がったり降りたり、勾配の強い山道もありました。

Plage_201906080415128f5.jpg

Bord de mer

居心地良さそうなカフェもありました。椰子の木の陰でノンビリしたくなりましたが、腹ごなしも兼ねて庭園まで歩きました。

Bord de mer 2

リアス式海岸らしい風景がはっきり見える部分もあります。

Bord de mer 3

このような自然が残っているからイョレの栄誉が保たれているような気がします。さもないと、単なる海辺の保養地に過ぎなくなる恐れがあります。

サンタ・クロチルド庭園は、天と海の間にぶら下がっているラピュタのお城みたいな場所です。ロヴィラルタ侯爵なる人が、若くして亡くなった最初の妻の思い出に捧げたそうです。イタリア・ルネッサンス風の造りですが、1919年に造園されました。

Pergola 2

27000平米の庭園はほぼ常緑樹で覆われています。パーゴラの日陰は気持ちよく、この1日のおかげで長い旅をしたような気になれました。目の前は海。贅沢なコンビネーションです。

Pergola_20190608043025c1f.jpg

この庭園内で一番印象的だったのは人魚像でした。この階段の左右にいくつかの像が建てられています。亡き妻の面影らしきものが訪問者の脳裏を過ぎります。

Sirenes.jpg

階段の上にあった像を近くで撮影したら、なんと尻尾(尾ひれ)が2つありました!デンマークの人魚との大きな違いです。

そしてかなりの美女ですね!この人がクロチルドなら、侯爵がぞっこんになった気持ちが分かるような気がします。同感、同感!

Sirenes 2

明日はノスタルジーの旅。帰りに寄り道した場所を紹介しますね。

コスタ・ブラヴァの魅力 その2

今晩はこれからオケの練習があります。

よって、紀行文の続きはライト・ヴァージョンになります。旅行の主な目的のひとつであった食べ物についてお話しますね。以下のような料理を食べるためにスペインに行きました。

まず、大好きな前菜はイカの輪切りと小さなイカを揚げたものです。この衣が超薄くて、カラッと軽く仕上がっているので、全く胃にもたれません。こんなに美味しい揚げ物は食べたことがありません。隣にあるのは蛸のカルパッチオです。量もたっぷりあるので満腹しました。

Repas.jpg

メインも魚料理ばかり食べました。下に見えるのは、パエリアとコウイカのプランチャです。着いた日の昼食もここで取りましたが、その際は鯛を食べました。

Repas 2

何故同じレストランで2度も昼食をとったかと言うと、味が抜群である上に、お値段もこれ以上望めない、と思えるほど安かったのです。前菜、メイン、デザート、パン、ワイン、水、全部込みで13ユーロ(1600円未満)なのですね。前評判を聞いて楽しみにしていた場所ですが、本当に満足しました。

今後の合言葉として、レストランMarsolマルソルに食べに行こう!と言われたら直ぐに腰が軽くなりそうです。

では、練習に行ってきます!今晩のご飯はハム・サンドだけ。凄い違いです。

さて、練習後の後記ですが、お腹が減りました。眠る妨げになるのでこのまま寝ますが、うーん、またイカフライ食べたいです。

コスタ・ブラヴァの魅力 その1

今回の家出先は、スペイン国境を超えて南下したところにあるコスタ・ブラヴァでした。その一番南よりにあるイョレ・デ・マールと言う新興リゾート地に宿泊しました。

何故かと言うと、お値段がとてつもなく魅力的なのです。4星相当のホテルなのに、1泊2食付でたった40ユーロ(4800円くらい)なのです。探せばもっと安いところもあると、現地に行って気付きました。

あまりに多数の高級ホテルが建てられているのに、観光客はそれほど多くないので、価格競争が生じます。利用している暇はありませんでしたが、プール、ジャクズィ付きのホテルで、夕食と朝食がバイキングで食べ放題なのですね。ワインは別途でしたが、高くないので助かります。

窓から見えるのは以下のような風景です。海に面していないけれど、その方が静かで休めます。

プール

街にはちょっと異国情緒のある教会があります。スペインはアラブ人によって占拠されていた時期があるので、文化的にも影響が残っているようです。

Eglise 2

同じ教会の反対側です。

Eglise.jpg

中にはとても綺麗な聖女マリア像がありました。外見はアラビアン・ナイトっぽく見えますが、中味はキリスト教らしい雰囲気です。

Vierge.jpg

新興リゾート地としての開発が進みましたが、勿論旧市街があってのことですね。新旧入り混じる街並です。

Front de mer

コート・ダズュールに行く財政的余裕も意思も気力もありませんが、コスタ・ブラヴァは大好きです。イョレ・デ・マールは、高速を使えば、モンペリエから300キロ未満、2時間45分で到着できます。おまけに全てお手頃なのです。

明日続きを書きますね!食べ物が真に日本人好みなのです。食べ歩きに行ったようなものでした!

行って来ました!

皆様こんばんは!先ほど帰宅いたしました。

久し振りに紀行文のジャンルをクリックしてしまいましたが、今晩はあまり長々と旅について書く勇気がありません。疲れたーって感じです。

明日感動が収まってから(冗談...)書くに値することを見つけて報告いたしますね。たった2日間でしたが、本当に長く思える旅になりました。

そこで念頭に上るのが、「思い立ったが吉日」ですね。本当によく言えています。ああでもない、こうでもないと躊躇っていると何も実行に移せません。

今回の企みのメリットは脱日常でした。普段と同じことでなければ何でもやって来いと言う気構えでした。行き当たりバッタリに行動してやるぞ!と初めから居直っていました。それが大変快適でした。

まず手始めに、脱「接続」を実行しました。スマホをスペインでもフランスと同じように使えたのですが、WIFIは無視しました。自分と静かに向き合う時間を時には確保したいものですね。

出来れば明日、写真を少し掲載したいと思っています。今晩は出来るだけ早くオネンネして、疲れを解さなければなりません。

そのような訳で、お待たせしますが、そろそろ頓挫いたします。おやすみなさい!