FC2ブログ

ファーブル美術館訪問

今日は久し振りにファーブル美術館に足を運びました。家から5分の至近距離ですが、ほぼ1年1回の訪問が、ゆったりしたリズムとして習慣化しています。

面白い展示会(先回はピカソ展でした)がある度に行きますが、パーマネントな展示物まで見ている暇はありません。行きたいとは思うのですが、歩き回って疲れた!って感じでギヴアップしていました。既に何度も行っていることを口実にサボっていました。

月の最初の日曜日は無料で入れるので、正に欲求不満を回復する機会だと思い、美術館に常時展示されている作品を見に行くことにしました。Hallanと言う画家(???)の作品が美術館に寄贈されたと宣伝されていたので、それも見る機会でした。

正直言って、Hallanを見るためにお金を払って行かなかったことに喜びを感じました(すみません!最高の皮肉です)。スーラージュの作品にもハテナ・マークをしっかり付けるモンペリエっ子ですが、どっちがどっちか。ペテン師の多い世の中だと思います。

悪口はさて置き、モンペリエの通りの名前で、この人は誰?何をしたの?とか思っていた人の名前を発見して、ああ画家だったのだと膝を叩くモンペリエっ子でした。グレーズ、カバネルなどなど、今後もっと真面目に観に行かなければと反省しました。

おまけにモンペリエっ子が大好きな絵を描いたのは、上記のアレクサンドル・カバネルだったのだと知りました。1847年作の「失墜天使」ですが、今回は写真を撮りました。以前は禁止されていたのが嘘のようでした。

スマホで撮ったもので、あまり迫力が無いと思いますが、一応アップしておきます。

WP_20190106_16_34_32_Pro.jpg

音楽の練習に疲れて、合間に企画した娯楽でしたが、真に正解でした。出かけて歩き回り、完全に気分転換出来たので、帰宅後また1時間練習できました。月に1度、入場無料の日に目の保養をしに行くのも悪くないですね。

ピカソ展

今日はやっと決心をしてピカソの展示会に行って来ました。徒歩5分で行けるところにファーブル美術館があるのに、なかなか行く時間が見つかりませんでしたが、明日が最終日なのでこれ以上待てません。

切符を買っておかなかったので、切符売り場の行列が小1時間、入場までの行列が10分ほどありました。こんなこと滅多に無いと言えるほどの人だかりでしたが、皆さん同じ気持ちで殺到したようです。おまけに土曜日の午後だったので最悪でした!

何故これほど無理して見たかったかと言うと、ピカソの才能がどこまで本物なのか自分の目で確かめたかったからです。様々な変転を通じて、どのような作風の変化が起きているのか回顧する機会だと思いました。今回の展示会はそれを目線に置いた教育的な面があるので絶好の機会でした。

オーディオ・ガイドを借りて見て回った結果、かなりいろいろな情報を得ることができました。多分勘違いしていることもあると思いますが、モンペリエっ子の頭の中には次第にピカソの像が浮かび上がって来ました。

「私のピカソ」程度に聞き流して欲しいと思いますが、目の前には優秀な少年画家の姿が見えました。きちんと手法を学んだ優等生です。才能の閃きも見えますが、彼は既に見たものには直ぐ飽きる傾向がありますね。

新しいものの発見と開発は、何度も入れ替わった伴侶ないし恋人たちとの関係を反映しつつ進行します。ある時期を過ぎると未完成は良いことであると言う宗教めいた確信ないし信条が顕著になり、ものによっては落書きとさほど違わないものになっています。

「終了は破壊である」と言っていたピカソです。でも、結構高い値段で売買されているものなので、考えさせられますよね。自分のサロンには置きたくないような作品も多数ありました。

そのように断言すると、おおそれ多いことを口走ると美術評論家に罵られそうですが、別の言い方をすれば、常に検索して止まなかった人でした。その足跡はあまりに多数なので、ピカソ自身走り書き程度と看做してそれほど重要視していなかったようにも見えます。

今回の展示は、誕生から死に至るまでの長い制作期間を対象にしています。年代毎に傾向を明らかにしながら、象徴的な典型的作品を集めていますが、美術アルバムに出てくるようなメジャーなものは少なかったように思えます。

エチュードの連続、一種の未完成交響曲を聴きながら、今後またゆっくり考えて見ると思うモンペリエっ子でございます。いずれにせよ、とてもためになる観察をする機会でした。

アートの露天展示

今日は年一回近所の住宅街で開催される個人宅の庭開放を観に行きました。旧市街に近い地区ですが、こんもりと樹が茂り、果樹に実が成り、花も咲き誇る庭が舞台になり、アーティストの作品が展示販売されます。

昨年はコンサートと日がダブってしまって行けませんでしたが、一昨年と比べて今年は参加者が少ないと思いました。20軒くらい参加するのが普通だったのに、10軒しか無く、おまけに雨模様だったので意気が上がりませんでした。

午後3時から霰が降る恐れありと予報されたせいか、出足も鈍ったようです。何時も一緒に行く友人と会えたので、モンペリエっ子としては大満足していますが、ちょっと寂しい雰囲気だと認めざるを得ません。

噂によると、今まで庭を開放してくれた人の中に、訪問者のマナーにウンザリした例が多いとか。分かります。躾の悪い人の数は増えるばかりですものね。アナーキスト的な態度が罷り通る世の中では、隣人同士の親しみを増す機会も脅かされます。

さて、霰ですが、ボルドー周辺では昨日大変な被害を被ったようです。ワイン製造業者が悲鳴を上げていました。幸いにも、モンペリエは無事ですが、局所的に降ることもあるので油断禁物です。

しばらく不安定な天気が続くそうです。晴れたり曇ったりは日本も同じらしいですね。雨が終ったら急に暑くなる恐れがあるので、文句も言う気になれないモンペリエっ子でございます。

コンテンポラリー・アートの展示場

先日お約束したコンサート会場の写真を整理しましたのでご覧下さい。

ネットで見た説明に、「最も思いがけない場所…」と言う描写がありましたが、確かに予想できない意外性がこの場所にはありました。元ワイン醸造所だったので、大きな貯蔵タンクを置くスペースが空になり、そこに静かな佇まいの作品が展示されています。

百聞は一見に如かず。まず写真の紹介から始めます。入り口のメイン・ホールがコンサート会場でした。

WP_20170514_11_31_58_Rich.jpg

お客様用の椅子を加えて、オケ用の椅子も並べました。

WP_20170514_11_55_26_Rich.jpg

作品の展示の仕方はちょっとぶっきらぼうな感じでしたが、これもスタイルなのでしょう。

WP_20170514_16_13_04_Rich.jpg

WP_20170514_11_32_15_Rich.jpg

広いスペースが醸し出す雰囲気はまさに醸造場です。左右に見えるのはタンクに繋がっていた蛇口です。

WP_20170514_15_04_30_Rich.jpg

ワインがゆっくり年をとれそうな気がします。

WP_20170514_11_35_56_Rich.jpg

これは2階です。この窓の傍に陣取って、戸外で昼食を分かち合いました。日差しが暑くて、帽子を持って行って良かったと思いましたが、「帽子を貸して!」と仲間に頼まれて、コンサートの後に若干の献金をしていただきました。

WP_20170514_13_19_19_Rich.jpg

オランダ人画家Piet MOGETと娘さんLaylaが構想したとネットで読みました。贅沢なスペースですが、もっと訪問して欲しいと思いました。消防隊の催しが同時に行われていたせいか、人影は疎らで、それがちょっと残念でしたが、オケにとっては新しい空間と馴染む絶好の機会になりました。

WP_20170514_13_19_05_Rich.jpg

ナポリの絵画黄金時代

今朝は大決心を実行に移し、現在ファーブル美術館で開催されているナポリ絵画展を見に行きました。リベラからジョルダノまでの絵画の歴史を辿る絶好の機会なので逃したくありません。10月11日に終幕するので今こそと発奮した次第です。

前回とても面白かったル・カラヴァージュ展の続きみたいな感じの展覧会です。キアロスクーロ(明暗法)の巨匠が残した遺産と、それに引けをとらない後継者たちの活躍ぶりに目を見張るばかりでした。

次のリンクで写真がいっぱい掲載されているページに行けますので見てくださいね。記事は残念ながらフランス語ですが翻訳してもらえると思います。

ナポリ絵画の黄金時代展

無知のモンペリエっ子は説明文を読むのにもかなり時間をかけたので、総計2時間半で84枚の絵を楽しみました。今の美術館はバリアー・フリーを看板にしているので、子供でもなく身障者でもないモンペリエっ子は、身をかがめて説明文を読んでいましたが、おかげでちょっと賢くなれたような気がします。

知識は関心の中心ではありませんが、理解の助けにはなります。絵の美しさに感嘆するばかりでしたが、同時に詳細に関する説明によって印象がより深いものになって行くようでした。歴史的背景を理解し、宗教的な素養を豊かにする必要を痛感しました。

今日発見したことですが、町の住民のために作られたカードを使って切符を購入すると、本日から5週間美術館に出入りして常設の展示品を見る権利があるようです。嬉しい発見です。

今までファーブル美術館に行くのは特別展を見るのが主な目的でした。同時に普段の展示を見る時間はありませんでした。既に知っていると思うせいか、別の日に出直して入場料を払って常設展を見るのも馬鹿馬鹿しいと思えるからです。

この際、チケットの期限が切れるまで、ちょこちょこ暇を見つけて見物しなければと思っています。結構広いので全部じっくり見ようとすると時間が要ります。内容のアップデートをする時期になったと言うことでしょう。