バフ・ブルギニョン
昨日は忙しい一日でしたが、朝から台所で立ち働き、バフ・ブルギニョン(ブルゴーニュ風にワインで牛肉をこっとり煮込んだもの)を夕食用に調理しました。多分料理人の数と同じくらいレシピの数もあると思いますが、私の自己流もなかなかです。友人の作り方を見てアレンジしたのですが、簡単に説明しますね。
まず牛肉を5センチ四方くらいの塊に切ってあるものに塩と胡椒をふりかけ、油とバターを少量入れた厚手の鍋で炒めます。色がついたら赤ワインを流し込み、月桂樹の葉2、3枚、サリエット、タイム、ローズマリーなどを入れて煮立て、その後総計4時間ほど弱火で煮込みますが、途中で人参の輪切りとマッシュルームを加えます。人参は2時間目、マッシュルームは3時間目に入れると塩の沁み込み具合を加減できます。初めから野菜を入れてしまうと、煮過ぎになるのみならず、味が野菜に移り過ぎて、肉が味気なくなってしまうような気がします。
朝9時頃に煮始めて、そのまま電気コンロで煮続けました。ガスなら兎も角、電気コンロなら焦げ付かないので、傍にいてかき回す必要なしです。おまけに煮崩れしないので仕上がりも綺麗です。10時半に人参を投げ込んでから外出し、12時半に帰宅しましたが、台所には既に良い匂いが立ちこめていました。マッシュルームを加えて更に小一時間煮てから火を消しました。バフ・ブルギニョンは一旦煮るのを止めてから煮直すと余計に美味しいです。
午後は注文してあったピアノを取りに行き、帰ってから組み立て作業に専念し、ダンボールをゴミに出したり、学生との約束に間に合うように飛び出したり、大忙しでした。動き回って帰宅する時に料理が出来上がっているのは嬉しいです。夕食直前に煮直す前に、冷えて固まった脂肪を掬い取りました。そうすると消化も重くなく、ワイン・ソースの味が引き立ちます。昨晩はピアノの到着を祝って乾杯したので、ちょっと手のかかった料理のおかげでパーティ気分になれました。
料理とは時間がかかるものであるように見えますが、実は逆に後で時間稼ぎになります。600グラム以上の肉を買ったので、量はたっぷり3人分あると判断して、「仕事の鬼No1]を食事に呼んだのですが、生憎にも会合があって来れないという返事でした。おかげで2日分の夕食になりました。翌日の方が美味しいと言う評判のバフ・ブルギニョンは、確かに昨日も美味しかったけれど今晩は更に美味でした。
まず牛肉を5センチ四方くらいの塊に切ってあるものに塩と胡椒をふりかけ、油とバターを少量入れた厚手の鍋で炒めます。色がついたら赤ワインを流し込み、月桂樹の葉2、3枚、サリエット、タイム、ローズマリーなどを入れて煮立て、その後総計4時間ほど弱火で煮込みますが、途中で人参の輪切りとマッシュルームを加えます。人参は2時間目、マッシュルームは3時間目に入れると塩の沁み込み具合を加減できます。初めから野菜を入れてしまうと、煮過ぎになるのみならず、味が野菜に移り過ぎて、肉が味気なくなってしまうような気がします。
朝9時頃に煮始めて、そのまま電気コンロで煮続けました。ガスなら兎も角、電気コンロなら焦げ付かないので、傍にいてかき回す必要なしです。おまけに煮崩れしないので仕上がりも綺麗です。10時半に人参を投げ込んでから外出し、12時半に帰宅しましたが、台所には既に良い匂いが立ちこめていました。マッシュルームを加えて更に小一時間煮てから火を消しました。バフ・ブルギニョンは一旦煮るのを止めてから煮直すと余計に美味しいです。
午後は注文してあったピアノを取りに行き、帰ってから組み立て作業に専念し、ダンボールをゴミに出したり、学生との約束に間に合うように飛び出したり、大忙しでした。動き回って帰宅する時に料理が出来上がっているのは嬉しいです。夕食直前に煮直す前に、冷えて固まった脂肪を掬い取りました。そうすると消化も重くなく、ワイン・ソースの味が引き立ちます。昨晩はピアノの到着を祝って乾杯したので、ちょっと手のかかった料理のおかげでパーティ気分になれました。
料理とは時間がかかるものであるように見えますが、実は逆に後で時間稼ぎになります。600グラム以上の肉を買ったので、量はたっぷり3人分あると判断して、「仕事の鬼No1]を食事に呼んだのですが、生憎にも会合があって来れないという返事でした。おかげで2日分の夕食になりました。翌日の方が美味しいと言う評判のバフ・ブルギニョンは、確かに昨日も美味しかったけれど今晩は更に美味でした。
アポリポ蛋白A1
血液検査の結果を見たら、ひとつだけ未知の検査があり、おまけにその値が平常値よりぐっと高いのです。まずいと思って検索してみたら、心配するほどのことはないようです。アポリポ蛋白A1は、こちらの基準では1.1から2.05グラム/リッターが普通らしいですが、私は2.58もあります。コレステロール値は善玉のHDLが0.96g/l、悪玉LDLは0.81g/l、中性脂肪は0.66g/lです。要するにメタボ体質ではありません。
アポリポ蛋白A1については、日本とフランスで若干解釈が異なるようです。フランスではコレステロールの悪い効果を軽減する作用があるとさえ断言する学者もいますが、事はそれほど単純ではないらしく、日本ではHDLコレステロール運搬トラックにあたるアポリポA1が多すぎるのも今一であると考える面もあるようです。動脈硬化に関与していないかどうか確かめる必要ありです。それと比べると、アポリポ蛋白のBタイプは、悪玉コレステロールの運搬役なので理解しやすいです。どの国の研究者に軍配が上がるか予想できない今日ですが、注目に値します。
気になったので主治医に質問したのですが、彼はフランスの医者らしく検査結果は万全と言ってくれました。彼にとってHDLの量が断然多い例は稀なので、それだけでも驚きに値するようです。おまけにアポリポA1も多いとなると、全く言うこと無しという感じでした。理論的に見れば、HDLが多いのだから、その運搬役が多くて当然ということになります。しかしながら、この疑問を抱いているのは私だけでないらしく、ネットで検索したら、かなり多数の人が同じ疑問に悩んでいるー気にしているという程度ーと分りました。
真理は掴めないままですが、自分の食生活を省みると、やはり一般フランス人と違ったものがあります。脂肪分は控えめな上、豆腐を常食しています。一日に必ず一食は豆腐を食べると以前言いましたけれど、遺伝子組み換えの恐れがあるとしても、大豆は健康食であり続けるようです。
アポリポ蛋白A1については、日本とフランスで若干解釈が異なるようです。フランスではコレステロールの悪い効果を軽減する作用があるとさえ断言する学者もいますが、事はそれほど単純ではないらしく、日本ではHDLコレステロール運搬トラックにあたるアポリポA1が多すぎるのも今一であると考える面もあるようです。動脈硬化に関与していないかどうか確かめる必要ありです。それと比べると、アポリポ蛋白のBタイプは、悪玉コレステロールの運搬役なので理解しやすいです。どの国の研究者に軍配が上がるか予想できない今日ですが、注目に値します。
気になったので主治医に質問したのですが、彼はフランスの医者らしく検査結果は万全と言ってくれました。彼にとってHDLの量が断然多い例は稀なので、それだけでも驚きに値するようです。おまけにアポリポA1も多いとなると、全く言うこと無しという感じでした。理論的に見れば、HDLが多いのだから、その運搬役が多くて当然ということになります。しかしながら、この疑問を抱いているのは私だけでないらしく、ネットで検索したら、かなり多数の人が同じ疑問に悩んでいるー気にしているという程度ーと分りました。
真理は掴めないままですが、自分の食生活を省みると、やはり一般フランス人と違ったものがあります。脂肪分は控えめな上、豆腐を常食しています。一日に必ず一食は豆腐を食べると以前言いましたけれど、遺伝子組み換えの恐れがあるとしても、大豆は健康食であり続けるようです。
セキセイインコ
インターネットで友人から送られてきたメールに面白い写真が付いていました。パワーポイントではなく、単純に写真集的にまとめられたものです。全部で10枚くらいあり、「子猫と鳥」という題がついていました。主人公はセキセイインコとペルシャ風の子猫です。宿敵とまで行かなくても、チチとグロミネと題されたアニメでも分るように、何時も追いかけあっている関係です。それがこれほど仲良く共存できるとは、正直言って、夢にも見たことありませんでした。
誰に許可を求めればよいのか分らない写真ですが、目の保養になるので転載します。


蚤も探してくれるみたいです。


これを見てすっかり魅せられ、それ以来セキセイインコの習性を勉強しています。飼いたくなってしまったからですが、雛の時から育てないと、これほど打解けてくれないような気もします。野生のクロツバメさえ、雛を育てると本当に懐いてくれます。
誰に許可を求めればよいのか分らない写真ですが、目の保養になるので転載します。


蚤も探してくれるみたいです。


これを見てすっかり魅せられ、それ以来セキセイインコの習性を勉強しています。飼いたくなってしまったからですが、雛の時から育てないと、これほど打解けてくれないような気もします。野生のクロツバメさえ、雛を育てると本当に懐いてくれます。
BBCニュース
BBCのワールド・ニュースを聴くために涙ぐましい努力をしていました。20年ぐらい前に短波の聴けるラジオを購入し、不安定な電波を捉えるために、日々微妙に調節しながら聞いていたのですが、日によっては全く何も聞こえませんでした。他の国のラジオが同じ波長で放送していたり、雑音が多かったりしていました。時にはBBCを探しながらNHKの海外放送にぶつかることさえありましたが、一貫して言えることは、受信が不安定そのものなのです。
第二次世界大戦中に、ロンドンからフランス国民に向かって話しかけていたドゴール将軍(後に大統領)のメッセージを聞くために、ナチスに抵抗するレジスタンス軍も同じような苦労をしたのではないかと思います。短波とは真に時代物なのです。
そのような不満を抱えて生きていた私にとって大革命がありました。ADSLによるテレビ放送のおかげで、今では全く困難無しにBBCニュースが見られます。スカイニューズもあればCNNもありで、贅沢三昧です。勿論インターネットを通じてラジオも受信できたはずなのですが、有料サービスに加入するのも面倒なので利用しませんでした。書斎ができたおかげで、2台目のテレビも購入できた今、暇を見つけてはテレビで聴き取り訓練をしています。居間のテレビは主人の娯楽専用。書斎のは勉強用という具合です。
ワールド・ニュースという呼び名に恥じないほど話題も広く豊富なので、フランスのテレビに閉じ込められたような感じが薄れます。フランスとヨーロッパの社会経済問題と三面記事的なニュースの連続から抜け出せます。英会話に通いたかったけれど、余計な散財をしたくないので、またもや自宅で独学になりますが、聴き取りの能力が増すとともに会話も速やかに口を出るみたいです。語彙が増えて、躊躇いが減ってくれれば言うことないです。
これから春先まで旅行計画もなく、冬篭り体勢に入るので、電気ピアノの配達を待ちながら、テレビもしっかり使うつもりです。アメリカ発音にも慣れなければなりません。でも、ご心配なく。体を動かす機会も忘れないです。
第二次世界大戦中に、ロンドンからフランス国民に向かって話しかけていたドゴール将軍(後に大統領)のメッセージを聞くために、ナチスに抵抗するレジスタンス軍も同じような苦労をしたのではないかと思います。短波とは真に時代物なのです。
そのような不満を抱えて生きていた私にとって大革命がありました。ADSLによるテレビ放送のおかげで、今では全く困難無しにBBCニュースが見られます。スカイニューズもあればCNNもありで、贅沢三昧です。勿論インターネットを通じてラジオも受信できたはずなのですが、有料サービスに加入するのも面倒なので利用しませんでした。書斎ができたおかげで、2台目のテレビも購入できた今、暇を見つけてはテレビで聴き取り訓練をしています。居間のテレビは主人の娯楽専用。書斎のは勉強用という具合です。
ワールド・ニュースという呼び名に恥じないほど話題も広く豊富なので、フランスのテレビに閉じ込められたような感じが薄れます。フランスとヨーロッパの社会経済問題と三面記事的なニュースの連続から抜け出せます。英会話に通いたかったけれど、余計な散財をしたくないので、またもや自宅で独学になりますが、聴き取りの能力が増すとともに会話も速やかに口を出るみたいです。語彙が増えて、躊躇いが減ってくれれば言うことないです。
これから春先まで旅行計画もなく、冬篭り体勢に入るので、電気ピアノの配達を待ちながら、テレビもしっかり使うつもりです。アメリカ発音にも慣れなければなりません。でも、ご心配なく。体を動かす機会も忘れないです。
自己暗示の威力
時々目を通しているメルマガに次のような引用がありました。思い出すことがあったので掲載します。
『妻に対して心がけていることが一つある。
晩飯を一口、口にしたところで、
「ああ、うまい!」と小声で叫ぶのだ。
おいしかろうとまずかろうと、いつもそういう。
これは、半分は自己暗示のためである。
「うまい」と叫ぶと本当においしく思えてくるものなのだ。
半分は妻への感謝である』 斎藤茂太
父のやり方にそっくりです。今は亡き父ですが、褒め上手だったと思います。料理が特別好きではなかった母を力づけるためだけでなく、子供にも新しい味覚を教える手段でした。子供が即座に食べたがらないような食材が食卓に出る時、父が率先して箸を運び、「旨いよ、食ってみろ」と号令をかけていました。「旨い」の連発に、何時か子供たちもその気になってしまい、皿が空になるのでした。苦手だったピーマンも何時の間にか好きになりました。
父による味覚教育は、その後、私の料理独学においても役に立ちました。新しい食材に出会う時、どうすれば美味しく食べられるか考えます。旨いものであると確信しているので、その食材の隠れた特性を引き出すために努力したくなるのです。一見とっつき難いものでも、次第にレパートリーに入っていきます。レシピーを読むと助けになりますが、参考にするだけで、自己流に仕上げるのが楽しみのひとつになりました。
これは自己暗示の威力ですが、何に関しても適用できるような気がします。嫌な仕事でも、その意味と、結果として得られる利点を考慮に入れると、次第に望ましいものに思えてきます。できが良いと、ひとりで「よくやった」と言ってみたりするのも励ましになります。
しかしながら、自己暗示にも限界があるようです。いくら努力しても、嫌悪感の残る食物に関しては無理しません。例えばカタツムリですが、何回か賞味してみました。ブルゴーニュ風だと、要するにニンニクとパセリ入りのバターの味しか感じられないので、かなりすんなり呑み込めますが、そのカタツムリがナメクジの仲間だと思うと吐き気がします。アワビも軟体動物だからとか考えると情状酌量の余地があるような気もしますが、やはり気味悪い存在のままです。と言うのも、ある日山奥の墓地で、20センチを超える、どでかいナメクジを見たことがあるからでしょう。これにはどんな努力をしても抵抗できません。
『妻に対して心がけていることが一つある。
晩飯を一口、口にしたところで、
「ああ、うまい!」と小声で叫ぶのだ。
おいしかろうとまずかろうと、いつもそういう。
これは、半分は自己暗示のためである。
「うまい」と叫ぶと本当においしく思えてくるものなのだ。
半分は妻への感謝である』 斎藤茂太
父のやり方にそっくりです。今は亡き父ですが、褒め上手だったと思います。料理が特別好きではなかった母を力づけるためだけでなく、子供にも新しい味覚を教える手段でした。子供が即座に食べたがらないような食材が食卓に出る時、父が率先して箸を運び、「旨いよ、食ってみろ」と号令をかけていました。「旨い」の連発に、何時か子供たちもその気になってしまい、皿が空になるのでした。苦手だったピーマンも何時の間にか好きになりました。
父による味覚教育は、その後、私の料理独学においても役に立ちました。新しい食材に出会う時、どうすれば美味しく食べられるか考えます。旨いものであると確信しているので、その食材の隠れた特性を引き出すために努力したくなるのです。一見とっつき難いものでも、次第にレパートリーに入っていきます。レシピーを読むと助けになりますが、参考にするだけで、自己流に仕上げるのが楽しみのひとつになりました。
これは自己暗示の威力ですが、何に関しても適用できるような気がします。嫌な仕事でも、その意味と、結果として得られる利点を考慮に入れると、次第に望ましいものに思えてきます。できが良いと、ひとりで「よくやった」と言ってみたりするのも励ましになります。
しかしながら、自己暗示にも限界があるようです。いくら努力しても、嫌悪感の残る食物に関しては無理しません。例えばカタツムリですが、何回か賞味してみました。ブルゴーニュ風だと、要するにニンニクとパセリ入りのバターの味しか感じられないので、かなりすんなり呑み込めますが、そのカタツムリがナメクジの仲間だと思うと吐き気がします。アワビも軟体動物だからとか考えると情状酌量の余地があるような気もしますが、やはり気味悪い存在のままです。と言うのも、ある日山奥の墓地で、20センチを超える、どでかいナメクジを見たことがあるからでしょう。これにはどんな努力をしても抵抗できません。


