ゴールデン・ウィーク並みの連休

あまり休暇をとらない日本人にとってゴールデン・ウィークは貴重なひと時だと思いますが、それでなくても休みの多いフランスにおいて今年の5月は真に拍子の抜ける月になっています。ウィークどころかゴールデン・マンスですね。

まず1日にメイデイがあり、その後8日は第二次世界大戦の終戦記念日。復活祭(イースター)の40日後にあるキリスト昇天祭は5月下旬頃に当たることが多いのですが、今年は明日17日がその記念日です。同じく復活祭から数えて7週目の日曜日になるペンテコステは普通は6月になるのですが、今年は5月の27、28日と言う具合で、仕事に真面目に取り組めない月になりました。

おまけに大統領選挙の決勝戦が6日にあったので、これでは真剣に商売に専念できない雰囲気です。上の空で時が経つのを待っているような気がします。今日内閣の構成が発表され、今後誰を当てにしなければならないのか明らかになりました。大臣は初心者がメインの構成と言っても過言ではないのですが、それなりに新鮮な息吹を送るつもりでいるようです。

少々脱線しておしゃべりを続けると、私の知り合いで本当に金持ちと呼べそうな人は税金逃れのために既に国外に逃避してしまったようです。私のように貧しきものにはどちらに転んでも大した変化が無いと思いますが、それにしても祖国同様のフランスなので低迷から抜け出して欲しいと願って止みません。

下品なやりとりにおいてはこの上ないマルチヌ・オブリ女史が内閣に編入されなかったのが救いです。前回の選挙でサルコジ氏と競り合ったセゴレーヌ・ロワイヤル女史も任命されていませんが、オランド氏との間に4児をもうけた彼女のことなので、別の入り口が用意されているのかも知れません。

いずれにせよ目の離せない状況なので休み中の半娯楽になっています。漫才的な面もある政治家の世界からせめて笑いくらい引き出せたらと思います。

大統領叙任式

主人は今朝早くからテレビを点けて叙任式の中継を見ていました。私も動き回りながら片目で様子を見守り、コメントの一部を聞き取っていました。声の調子を聴くだけで将来を予想できる訳ではありませんが、落ち着いた話し方に少々安堵しました。

ジャンセニスト的厳格さを政治に取り入れると聞いて、本当にその通りなら当てになるかも知れないと思いましたが、選挙中の公約や就任当日のスピーチを鵜呑みするのも幼稚なので参考として記憶しておきます。給料も30パーセント下げると約束していたので、全体的に国家高等公務員のサラリーを引き下げて欲しいと思いました。

ヨーロッパ議会の議員たちがろくろく出席もせずに高収入を得ていると批判が上がっていますが、その辺にも目を遣ってもらいたいものです。一般市民の給料とは桁が違うので、お手本を見せる機会ですね。

さて、ドイツのメルケル首相と最初の首脳会談に赴いたオランド氏ですが、飛行機の悪口を言ったのが祟ったのか、出発して直ぐに落雷に遭ったそうです。安全を期して機長はUターンを決め、別の飛行機に乗り換えて到着できたようです。

節約どころか2倍の費用をかけたことになりますが、経済とはそんなもので人間が期待するほど容易く従ってくれません。どの程度日々深刻化する赤字を立て直せるのか。難しい賭けを引き受けた新大統領に励ましの言葉を送ってあげなければなりません。

秘密の庭めぐり

モンペリエ旧市街からそれほど遠くない一角にオブと言う名の地区があります。個性のある街として10年前からオブセッション(偏執ないし妄想の意味。ここではオブとセッションの掛詞)と名付けられた催しを続けていますが、今年初めて興味を抱いて行って見ることにしました。

毎年5月にある日の午後だけ個人の庭を解放し、芸術的な作品を展示する慣わしです。たった4時間のためにこれほどの準備をしたのかと驚いてしまうほどですが、解放される庭の案内図、道印、デコレーションが用意されていました。

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木漏れ日が独特な雰囲気を醸し出すので不思議の国に入り込んだような気になれます。

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普段は持主だけが楽しんでいる場所に様々なオブジェが侵入。とても自然に見えるから不思議です。

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銀塩写真の現像をお願いしていた写真屋のオジサンも、退職後ご先祖様を見習って彫刻に手を出したそうです。再会を喜びました。

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この庭は参加リストに出ていませんでしたが、このような飛び入りは大歓迎ですね。庭師の物置風の家の真ん前で野外コンサートです。

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お隣の庭に生えるサラダを背景に絵画の展示。

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色の配合が気に入ったので撮りました。

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ガラス細工のデザインをしていた友人を思い出してパチリ。

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日の当たる場と日陰。人生の縮図を見るような気がしました。

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講演会もありましたが、スピーチしている女性を中心に置く代わりに、アソシエーションの会員であるディディエ・ミヨットの作品が写るように構図を変えました。彼の作品は木の小屋の中に展示されていますが、聴き入る人々がもっとディディエの絵を見てくれれば良いのにと残念がってみました。

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6人乗りの自転車を見せに来た人もいました。チェーンが外れて憤慨しているところです。

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この絵はこのまま庭に置き続けても良いのではないかしらと思ってしまいました。

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締めは亀ヘルメットのコンクールでした。ソレの水車の庭には51個の亀さんが鎮座し愛嬌をふりまいていました。それぞれ独自な装飾を誇示しているので選択に苦労しましたが、3個だけご披露します。個人的にはうさぎに扮装したものが一番面白かったけれど、デコが単純過ぎたのでパス。凝ったものだけにしました。

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アイデアには事欠きません。

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ビー玉の光に目が眩んだのかも知れません。子供時代につながる憧れがこのモデルに象徴されているようで楽しくなりました。

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蛇足かも知れませんが、レーズ河沿いにあるソレの水車は1146年から存在し、当地方の穀類を粉にする製粉工場なのだそうです。そのようなものが家から徒歩30分ほどの場所にあると知りませんでした。犬も歩けばです。

The Voiceの決勝戦

今晩は旦那様の要望に応えて一緒にザ・ヴォイスの最終回を見ています。音楽に関することなら一言言わないと気がすまない彼は、番組の最中ひんぱんにコメントを口走ります。賭けをしている訳ではなくても、自分の予想が当たることに誇りを感じるからでしょう。

それとは違った観点で、それぞれの個性の良いところを発見して味わう私は、お得意もご贔屓もありません。この歌に関しては選択が今一だとか、そのせいで得点が減ったかもと言うような感想を抱くとしても心の内に納めておきます。

今やっと視聴者の投票結果が公表されましたが、面食いな選択をしがちな視聴者にしては正当な判断をしてくれたようで、黒人系のステファン・リゾンが勝利しました。オペラ歌手になれるほどの声量と技術を持つ人なので、逆に敬遠される恐れがあったのですが、メデタシです。

この勝利の裏にはコーチの指導もあったと思います。舞台で披露する曲は必ずしも適切ではありません。時には新アルバムの宣伝を兼ねて登場する人気歌手を押し付けられて、コーラスの役を果たしてしまうこともあります。自分らしさを発揮する代わりにスターの引き立て役にされても文句を言える立場ではないからです。

大したことではないにしても若干の意見交換があったので、久し振りに団欒っぽい雰囲気のある夕餉になりました。うさぎがいなくなってから、テレビを見る機会が減っています。以前はうさぎと遊びながら眺めていたテレビですが、最近は口実が無くなったとつくづく感じます。

自分の短所

今日はフル−トのレッスンで先生に叱られました。フルートの技術的進歩がリズムを尊重しないために頭打ちになっていると言われましたが、確かにその通りなのです。さすが先生。騙せません。

メトロノーム恐怖症だか、嫌悪症だかはっきりしませんが、真面目に始めた練習を途中で投げ出してしまい、また元通りの不規則な吹き方に戻っているのです。やってやれないことはないし、やれば出来るのですが、何故か途中で勝手なことをしている私です。

反省ししてもまた繰り返しそうなので、先生に対して申し訳なく思っていますが、誰よりも自分のために果たすべき努力なので、これからは是非ともとまたもや誓いをたてました。地道な努力をする時間をもたなければなりません。

メトロノームをかけて繰り返してみると、音楽より先に行ってしまっていることに気付きます。音をゆっくり伸ばさないで、遅れないように遅れないようにと先走りしています。自分で思う以上にせっかちでおっちょこちょいなのですね。落ち着いて演奏する天才児を見る度に、やはり生まれつき持っている底力があるのだろうと想像してしまいます。

咽喉もと過ぎれば熱さ忘れると言う悪い例にならないように、今後ますます気をつけるつもりでいます。先生の忍耐力にも限度がある筈なので、それだけする価値ありです。